熱帯魚ベタ

コップで飼える熱帯魚?

 

ホームセンターでも見かける熱帯魚のベタ。

「コップで飼える」とか、楽に飼えることを謳い文句に売られてるけど、普通の熱帯魚ではまずありえない。そんな環境でも生きていける丈夫な魚、ということかな。

 

なんとなく思い立って、セットで購入。少し前に飼いはじめた。

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オスはヒレが長くて種類が豊富。色も鮮やかな個体が多い。

これだけでも人気が出る理由はわかるけど、一番は愛嬌かなと思う。

ほかの熱帯魚ではあまり見ない仕草をする。

 

水槽前に飼い主が立つと、そばに寄ってきてそわそわ。

餌袋を見せると、泳ぎのキレが変わっていかにも期待する感じ。

人の姿が見えなくなると、水草についた泡をつついたり、うたた寝したり。

 

熱帯魚が人に慣れるイメージはなかったけど、見事にくつがえった。

しかも、頭が良い(ような気がする)。

 

水槽眺めながら独り言いってたら、ベタも口をパクパクするようになったのがひとつ。

飼い主が水槽を覗くと寄ってきて、ときどき口をパク。うろうろ泳いで再度、パク。

どう見ても酸欠で苦しいとか、そういう感じじゃない。

これって、もしかして真似してるとか……?

 

水槽の前に寄ってくるだけでも驚いてたけど、まさか学習してる?

 

もっと驚いたのは、スポイトで水槽を掃除してたとき。

いつも通り水槽の底にたまったごみをスポイトで吸ってたら、その日は掃除中にベタがささっと、たこつぼ(寝床の代わりとして入れているもの)のなかに入っていった。

そして、なかから顔を出すなり口からペッと何か吐き出してくる。

 

よく見るとフンのかけら。寝床を覗くと残りのフンが見える。

「え、これもスポイトで吸え、と……?」

あまりにタイミングが良かったもんで、目が点に。

 

うちのベタは寝床でフンをすることがなく(微妙にずらす)、過去に一度フンをしたときにはこんな具合で掃除中に外へ出した。偶然だったとしても飼い主には衝撃的。

 

「ベタって想像以上に頭が良かったりして」と感じたのは、こんな理由からだった。